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by Guppy
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有資格者と無資格者 医療問題

Excite エキサイト : 社会ニュース


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豊橋の医院が無資格助産か 愛知県警が家宅捜索 [ 10月07日 11時15分 ]

愛知県豊橋市の医院「竹内産婦人科」(竹内稔弘院長)で、医師か助産師にしか認められていない出産時の内診を准看護師が行った疑いがあるとして、県警が9月末、保健師助産師看護師法違反の疑いで医院を家宅捜索していたことが7日、分かった。
県警は竹内院長らから事情を聴くなど立件に向けて捜査をしている。
県警などによると、医院では2003年11月、同県豊川市の女性(29)が長男(2つ)を出産した際、准看護師が子宮口の開き具合を確認するなど、同法に違反して内診行為をした疑いが持たれている。
女性は「出産直前も医師がおらず、医師が来るまでの約1時間、准看護師が新生児の頭を抑え続けた」と証言。女性は今年9月、同法違反容疑で県警に告発した。


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実は嫁がこの助産師の資格を持っていまして、8年ほど産婦人科病棟に勤務していました。
現在は、結婚(四国から滋賀へ引越し)→出産→子育てと仕事を休止している状態にあるのですが、聞くところによると、インターン制の改正など特に中央の病院に医療技術者が集中してしまい、地方の病院は深刻な医師不足・助産師不足・看護師不足となっているようです。

今回の事件はたまたま発覚したに過ぎず、基本的にはどこの病院でも普通に起こっている問題のようです。
特に個人病院での助産師不足は深刻な模様で、慢性的な数不足に陥っています。

この問題については、事案の病院だけを責めるのではなく、行政がシッカリとした医療への体制作りをしなければならない事と考えます。

超高齢化・超少子化・地方病院の医療従事者不足と病院(医療)の抱える問題は大きく、また我々一般市民にとっも全く人事ではない問題であります。


話は少し逸れますが、高齢化社会に対する歯止めはどうしようもありません。
少子化問題に対しては、まだまだ何とかなる問題だと思います。
1組の夫婦が1人の子供しかもうけなければ、2-1=1となり人口は減ってしまいますよね。
1組の夫婦が2人の子供をもうけて、初めて2-2=0となるわけです。
実際には成人するまでに、様々な理由で亡くなってしまう子供達もいるわけですから、1組の夫婦が2人の子供をもうけても、減る方向になるのです。
日本国を豊かな社会にするためには、明日を担う子供たちの存在はものすごく大きなものだと思います。
しかしながら、子供を1人育てるためにはたくさんのお金がかかります。
結婚しない方はそれぞれの考え方もあり、自らの人生ですので構わないのですが、減衰する国力を考えた時に、少子化問題は避けて通れない最重要案件だと思います。
現在の補助金制度では、1組の夫婦で3人・4人とは易々と育てられない事も現実的な問題だと思います。

高齢化問題と少子化問題は現在の日本で同時に起こっている事柄です。

より安心して子供を生めること、より安心して子供を育てらることは行政問題として早急に解決すべき問題だと思います。

今回の事案は、冒頭にも書きましたが、摘発されていないだけで多くの病院で起こっていることのようです。

何十時間も連続勤務をしないと成り立たないような医療システムそのものにも問題があり、単なる規制強化では抜本的な改革はできない事と思います。

医療機関のシステム改善が切に願われます。
大学を出た医師の卵は、今まで通り地方に行く事が望ましく、その代わりの得点付けを行政が行い、医師の卵達が地方へ行き易い環境を整えてあげるべきだと考えます。

杜撰な医療事件の根本は、現在この国が抱えている医療従事者不足による要因も大きい事を考えなければなりませんね。


話が随分逸れてしまい、申し訳ないです。
by guppy_e | 2006-10-07 19:10